2013年8月1日 『プレゼント』
すでにご存じの方もいらっしゃるかと思うが、先日テレビ番組にて当院の取り組みが紹介された。
こういった取材を受けるか否かについてはいつも悩まされる。
テレビの影響は特に大きい。いったん放映されてしまうと、それがこちらの意図しない内容や間違いであっても世の中からは事実と認識され、その印象が独り歩きを始めてしまう。
先方の熱意もありお受けすることにしたのだが、放映当日は終始ハラハラしながら番組を見た。
良く描かれ過ぎと思った部分もあったが、放映後に多くのご家族様から感想を伺い、私達の目指すものはしっかりと伝わっていたと安堵した次第である。
その一方で、職員からはちょっと違った声も聞こえてきた。
患者様の衣服の乱れが気になった。
自分の何気ない時の表情を意識したい。
立ち振る舞いを美しくしたい。
もっと柔らかで綺麗な言葉づかいを心がけよう、などなど。
テレビ画面を通して見た自分たちの姿から気付かされたものは大きかったようである。
私達が取り組むべきことはまだまだ山のようにあるということだ。
悩んだ末に取材を受けた番組から思わぬプレゼントを頂いた。